動作改善実例7 中学3年生 左投げ【改善期間2回(2時間)】

ビフォーアフター解説テキスト

【before(ビフォー)】

小学校5年生のときに肘を痛めた経験から、ステップも体幹の回転もほとんど使わず、手先だけで投げるように何年もなっていました。重心はその場で下に沈んで進まないため、着地で踏み出し脚に体重が乗らず、体重が乗らなければ、そこに回転の支点が定まらないため、鋭い回転も起こりません。身体の向きを投げる方に向けて、胴体を垂直に立てたまま、腕だけで投げるという動作です。

【改善箇所】

やるべきことは、まず、「回転で腕を振る」というその連動です。グラブ側の腕の使い方を含めて、上半身だけでそれをできるようにし、そこに、股関節での骨盤の回転を加えた後、軸脚の股関節の引き込みなど、ステップ動作の練習をしています。

【After(アフター)】

まだ開きが早い癖は残っているものの、4年近くちゃんと投げることができなかったことからすれば、見違えるような進歩でした。

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