現在の野球界の大きな問題は、技術を伝える言葉が感覚やイメージを表現した曖昧なものばかりで、指導に『具体性』がないことです。「開きが早い」「もっと下半身を使え」だけでは選手はどうすればいいか分かりません。

選手を本当に変えたいのなら「なぜ開くのか」「どうすれば開かないのか」「どう下半身を使うのか」「なぜそうしなければいけないのか」まで具体的に伝えるのが当然です。それなのにそうできないのは技術を感覚という曖昧な状態でしか理解していないからです。

選手を確実に上手くするには、指導者は『動作の仕組み』を知りあらゆる原因が分からなければならないのです。
しかし、多くの指導者は元優秀なプレーヤーだったということで選ばれるために、どうしても身体についての知識、『動作の仕組み』についての知識が乏しいのです。これは他の野球スクールも同じことです。

例えば、自動車整備士は車の仕組みを隅々まで理解しているから確実に車を直せます。野球の指導も同じです。
『動作の仕組み』が分からなければ原因が分からず、確実に上手くすることはできません。

仕組みが分からない整備士に大事な車を預けられますか?感覚や経験止まりだからコーチによって言うことはバラバラになり、ウソの指導もなくならないのです。選手が何が真実か分からずに、誤解したまま間違った方向に努力してしまうこと、これが一番問題です。

BCS代表の前田は阪神タイガースのトレーニングコーチとして活動した後、こうした野球界の現状を変えるべく、
曖昧な『感覚的技術論』をすべて『動作の仕組み』に置き換えて具体的に説明し直しました。

今では、毎年、BCSのセミナーに、プロから少年野球までの監督、コーチ、選手、トレーナー、スポーツドクター約300名が指導法、動作理論を学びに日本全国から訪れます。つまり、日本の野球界の指導者を指導する立場にあるのがBCSの指導レベルだと言えば違いがよく分かるでしょう。

私達は選手としてはプロではありません。しかし、選手のパフォーマンスを改善する指導力に関しては、世界中の誰にも負けません。BCSは野球のパフォーマンス改善指導のプロ集団なのです。

BCSの指導はマンツーマンで行うのが基本です。それは、選手を確実に変える自信の表れです。BCSの指導力を頼りに門を叩いてくれた選手に対し、結果で応えるのが『指導のプロ』としての私達の仕事だと考えています。

複数名で行うスクール形式なら、その日のうちに変化がなくても、誰も何も思わないでしょう。しかし、1日で何も変わらないということは1年後も課題が解決していない可能性があるいということです。チームなどではそういうことがよくあるのではないでしょうか。

また、私達の指導は選手にも『動作の仕組み』の理解を求めます。それが、上達の一番の近道であり、不調になっても自分で原因を見つけ修正できる選手になるからです。長い野球人生において、目標に向かってブレずに一人でも努力でき、常に立ち返る『考えの柱』を持った自立した選手になるのです。

そのためには、選手とコーチが『真剣勝負』で正面から向き合う時間の濃さが大切なのです。

BCSの指導料は表面上だけならば高く見えます。しかし、それは完全に逆です。

ある野球スクール(複数名指導)を例にとれば、1年間毎週(48週)通ってもコーチが1人に接する時間はほんの120分しかありません。これはBCS(マンツーマン指導)のたった2回分の指導時間で、その指導にかかる指導料ならBCSは1/6です。

言い換えれば、同じ指導料でBCSなら720分(12回)となり、6倍もの時間、密度の濃い指導が受けられるのです。
これに指導力の違いも加味すれば、上達度合いが比べ物にならないのは当たり前です。

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