仙台野球『技術と体』の講習会2012で田中稔先生(東北労災病院スポーツ整形外科部長)が行った方法です。

体幹の機能評価

Modified trunk rotation test

肩関節外転90°で両手を胸部に当てた状態で体幹の回旋を行うもので、60°以上を2点として評価した。

Hand knee opposite test

対角の手と膝で体幹の重心コントロールを行うスタビライゼーショントレーニングを応用し,支持基底面となる手と膝の間隔を10cmに近づけることで,より重心コントロールが難しい体勢で行うもので,10秒間以上静止できたものを2点として評価した。

股関節の機能評価

SLRT (straight leg raising test)

膝伸展位での股関節屈曲角度。90°で2点として評価。

HIR (hip internal rotarion)

仰臥位での股関節内旋角度。骨盤の運動も加わるため60°で2点として評価。

HBD (heel-buttock distance)

踵部臀部間距離。0cmで2点として評価。

足部の機能評価

Looping gait

つま先を使ってタオルを引き寄せるタオルギャザーの足部訓練を参考にし,足趾のみで前方移動を行わせた際の移動距離を測定し,10秒間で30cm以上を2点として評価。 足趾の動きが尺取虫に似ていることからlooping gaitとした。

プロフィール

田中稔先生

東北労災病院 スポーツ整形外科部長
東北楽天ゴールデンイーグルス チームドクター
専門分野:肩関節疾患、スポーツ障害
所属学会、学位・認定等:日本整形外科学会専門医、日本整形外科学会スポーツ認定医
 
東北労災病院スポーツ整形外科

肩・肩甲帯機能(12項目)の評価基準
肩甲骨機能評価(3項目)、腱板・関節唇評価(3項目)
肩関節機能評価(2項目)、肩甲帯・体幹機能(4項目)
肩・肩甲帯機能の評価
体幹・股関節・足部機能(6項目)の評価基準
体幹機能評価(2項目)、股関節機能評価(3項目)、足部機能評価(1項目)
体幹・股関節・足部機能の評価

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